雑誌WEB+DB PRESS(技術評論社刊)にて「ゲームデザインのミナモト」という連載を始めました。2ページのコラム記事で、ビデオゲームに関するルールや歴史などを振り返りつつ、現在のゲーム作りに生かしてみようという内容です。
WEB+DB PRESSと言えばWEBやデータベースの技術が中心で、あまりゲームとは縁がないのかなと思っていたので意外でしたが、ネットワークゲームやソーシャルゲームなど今どきの動向からすると、ゲームに関連する技術者も多く読んでいるみたいです。そんなわけで、ゲームのデザインに関するコラムのページを頂きました。HSPやプログラミングと直接関係ない記事を書くのは久しぶりですが、どうぞ宜しくお願いします。
現在は、携帯ゲーム機から電話機まで色々な形でゲームと接する機会が増えました。その中でユーザーも変わり、ゲームを作る人たちの視点も変わってきています。表示が3Dの緻密な映像になったり、ネットワークで離れた人と対戦することができても、その基本にあるゲームのルール、楽しさのポイントには普遍的なものがあると思っています。
ゲームは結局のところ、ルールだけのものではありません。特に最近は、その先にあるコミュニケーションや自分の想像の中に楽しさを見つけている傾向があります。ですから、同じルールのゲームでも、見た目やそれに付随する演出、サービスなどで面白いものにも、つまらないものにもなると思っています。それを決めるのは、作り手のちょっとしたアイデアだったりします。
ビデオゲームが一般に登場してから、だいたい40年くらいになります。今楽しまれている定番のジャンル、ルールなどがどういった歴史で作られたのか、どんな派生があったのかなど、知らない人も多いと思います。古い名作は良かったという懐古ではなく、こうした中にも新しいアイデアにつながるヒントが隠れているのではないかと感じています。
それぞれのゲームと、その時代背景も含めて、ゲームの楽しさって何だろうということを伝えていけると嬉しいです。WEB+DB PRESSは、隔月刊で偶数月24日発売とりなります。
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