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ゲームレジェンドにボムビー筐体持ち込み

レトロゲーム系イベント「ゲームレジェンド35」でアーケード筐体の展示を行ないました。
(過去の参加報告は、こちら。)

今回はアーケード筐体展示として、「ボムビー(Bomb Bee)」(ナムコ 1979)を設置しました。

ボムビーは、ナムコが開発した初のオリジナルビデオゲーム「ジービー」の続編にあたるアーケードゲームで、ボールとラケットを使ったブロック崩しの進化系です。
プレイヤーはコントローラーでパドルを動かしてボールを弾き返し、ピンボールのプレイフィールドを思わせる画面内でブロックを崩していきます。

前作「ジービー」との主な違いは、画面がカラー化されたこと、画面上部に大きなバンパー(ピンボールでボールを弾く丸い装置)が配置された点です。中央のバンパーは、下のパドルで一定数ボールを受けると爆発するため、爆弾「ボム(Bomb)」をもじったタイトルになっているものと思われます。

「ボムビー」は1979年のゲームですが、それほど多くは設置されていなかったと思います。この時、国内では「スペースインベーダー」のブーム末期で、ブロック崩し系のゲームはあまり注目されていなかった印象があります。
しかしながら、後に「パックマン」を製作した岩谷徹氏による美しい画面構成とゲーム内容は、当時から高い完成度を持っておりナムコが飛躍する一歩にもなっていたと思います。
当時、カラーのビデオゲームは出ていましたが、ほとんどは白黒の画面を1階調のRGB、つまり8色しか出すことはできませんでした。「ボムビー」では、すでに階調のあるRGBカラーが表示されており、デザインに対してのこだわりと意識の高さ、さらにハードウェアを設計した石村繁一氏の高い技術力などが発揮されていたことがわかります。
(OBSLiveでは、過去に岩谷徹氏石村繁一氏にも当時のゲームについてインタビューを行っています。興味があれば、そちらもご覧ください)

今回展示した筐体は、ナムコが出したオリジナルのキャビネットですが「ボムビー」のチラシにあるものとは、ベゼル(画面周囲にあるパネル)のデザインやコントロールパネル周囲の色が異なっています。

これは、おそらく前作「ジービー」の筐体を使って上の看板(マーキー)と側面の絵(サイドアート)だけを差し替えたためと思われます。
「ジービー」とキャビネットの大きさ自体は同じですが、実は白黒モニタからカラーモニターに置き換える必要があり、モニターのサイズも異なるため簡単ではないはずです。40年以上前のものなので、どういった経緯でベゼルがそのまま残ったのかはわかりませんが、現在残されている貴重な筐体の1つだと思います。

今回もブースには多くの皆さんに来て頂きました。
最終的なハイスコアは、以下の通りです。多くの皆様のご来場と試遊ありがとうございました。


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今後もまた機会があれば、展示を行なっていきたいと思います。

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Comments:1

caitlyn 23-06-21 (水) 23:23

キャビネットのアートワークがとても気に入っています。

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